直接FKはB・フェルナンデスやテレスに蹴らせるべき “72本打って1ゴール”しか入らないロナウドの精度

ロナウドの時代は終わりを迎えているのかもしれない photo/Getty images

今季は5本蹴っている

世界中の誰もが知るストライカーであるクリスティアーノ・ロナウド。9年間在籍したレアル・マドリードでは438試合で450ゴールを決め、チームに複数のタイトルをもたらしている。現パリ・サンジェルマンのリオネル・メッシと共に世界最高の選手として一時代を築いた。

彼の武器はその得点力であり、ワンタッチゴール、189cmのサイズを生かした空中戦などなど複数あるが、ボックス外からのミドルシュートは彼の一つの強みだった。特にフリーキックは強烈でゴールの隅に沈めることが多かった。しかし、近年その精度は落ちつつある。

英『The Athletic』では「マンチェスター・ユナイテッドのフリーキッカーは誰がベスト」という特集をしている。最終的にはブルーノ・フェルナンデスとアレックス・テレスの2人に今後はチャンスを与えるべきとの結論に至ったのだが、残念なことにロナウドは選択肢から外されてしまっている。

その根拠として挙げられているのは、ここ数年でのデータだ。レアルに在籍していた17-18シーズンから現在まで72本の直接フリーキックを放っているが、それがゴールにつながったのはわずかに1本のみと精度の悪さが数字に出てしまっている。確かにここ最近のロナウドのキックには期待感がない。ワトフォード戦でも蹴っているが枠を捉えることはなかった。

ブライトン戦でゴールもここ10戦で1ゴールと寂しいロナウド。批判もあったユヴェントス時代だが、昨季は33試合で29ゴール3アシストであり、数字で周囲からの批判を沈めてきた。しかし、今季は23試合で9ゴール3アシストと今までの彼と比較すれば数字が下がっているのは確かであり、フリーキックの精度と共に彼のパフォーマンスは落ちてきているのかも知れない。

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