大器晩成型FWはどこまで数字を伸ばすか 7季連続二桁得点を記録するレスターの象徴

今季も二桁得点を記録しているバーディ photo/Getty images

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プレミアを代表するストライカーだ

シーズン優勝を達成した「ミラクル・レスター」以降、戦力を着実に補強して昨季はリーグ5位でフィニッシュしたレスター・シティ。BIG6の牙城を崩す存在として期待されていたが、今季はけが人が続出してしまい、24試合を消化して12位とボトムハーフに沈んでしまっている。ELもグループステージ敗退となっており、期待外れのシーズンとなった。それでも、プレミアリーグを代表するストライカーは数字を落としていない。35歳となったジェイミー・バーディだ。

2012年からレスターでプレイする最古参のバーディ。優勝した15-16シーズンは24ゴールを決める大活躍を見せ、チームの得点源として最後まで走り抜いた。

そんなバーディは年末のリヴァプール戦で負傷。ハムストリングを痛めてしまい、結果12試合を欠場してしまっている。それでも、直近のバーンリー戦で復帰を果たすと、1ゴール1アシストを記録。プレイタイムは18分と短いものだったが、堅守を誇っていたバーンリーDFをこじ開けた。このゴールで今季もリーグ戦での二桁得点を記録しており、優勝したシーズンから現在に至るまで二桁得点を継続している。

また、このゴールはバーディが30歳になってから94得点目であり、元アーセナルのイアン・ライト氏の持つ30歳以降の最多ゴール数を更新したと英『Daily Mail』が伝えている。

この記録は今後も伸びるといえる。スピードは衰えが見られるが、バーンリー戦でのゴールのようにボックス内でもポジショニングが素晴らしく、ポジションでゴールを奪うことができる数少ない選手である。味方にはジェイムズ・マディソンのようなチャンスメイカーもおり、30歳以降でのゴール記録はバーディが更新し続けることになりそうだ。

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