ピョンテクだけではない フィオレンティーナで復活近づくもう一人の“セリエA復帰組”とは

今季フィオレンティーナで印象的な活躍を披露しているトレイラ photo/Getty Images

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中盤で評価再浮上させるウルグアイ代表MF

2021-22シーズン後半戦、フィオレンティーナで今冬セリエA復帰を果たしたFWクシシュトフ・ピョンテクが良いスタートを切った。新天地での同選手はここまで公式戦8試合の出場で5ゴールを記録。まだ本調子とはいかないものの、イタリアの地へ帰還して印象的なパフォーマンスを披露している。

しかし、今季のフィオレンティーナで躍動している“セリエA復帰組”は決してピョンテクだけではない。開幕前にアーセナルからレンタルで加入したウルグアイ代表MFルーカス・トレイラもまた、今ではヴィオラに欠かせぬ存在となっているのだ。

かつてサンプドリアで評価を高め、2018年夏にステップアップする形でアーセナルへと渡ったトレイラ。ガナーズでは移籍初年度こそリーグ戦34試合に出場したものの、翌19-20シーズンには出番が激減。ミケル・アルテタ監督の下では出場機会がなく、昨季はレンタル先のアトレティコ・マドリードでも評価を取り戻すことができていなかった。アーセナルでの1年目にはあのパトリック・ヴィエラとも比較された中盤戦士だが、ここ数年はキャリアの停滞期を過ごしていたと言っていい。
しかし、今季は開幕前にフィオレンティーナへ加入すると、トレイラはここまで公式戦25試合に出場してチームの中盤を引き締める存在となっている。得意とする守備面以外でのプレイも光っており、現地時間2日に行われたコッパ・イタリア準決勝1stレグのユヴェントス戦では果敢なパスや飛び出しでチームに貢献。セリエAに舞い戻った中盤戦士は、着々と以前の輝きを取り戻しつつある。

そんな活躍を受けて、フィオレンティーナも今季終了後には彼の買取オプションを行使する方針だと伊『Leggo』が伝えている。慣れ親しんだイタリアの地で再びその評価を上昇させつつあるトレイラ。昨季までは苦しい時間を過ごしていたものの、このウルグアイ代表MFにはようやく復活への道筋が見えてきた。

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