イタリアへ向かってシーズン“20得点”達成 永遠の都で復活したエイブラハム

ローマで躍動している今季のエイブラハム photo/Getty Images

ブレイク当時の輝きは戻ってきた

昨季チェルシーでは厳しい立場に置かれていたストライカーだが、新天地での彼にもうあの頃の停滞感はなくなった。今季からプレイしているイタリア・セリエAにて、ここまでコンスタントにゴールを積み重ねているのはイングランド代表FWタミー・エイブラハムだ。

チェルシーではやや伸び悩みを見せていたものの、今季から加入したASローマではチームのエースとして十分すぎるほどの活躍を見せているエイブラハム。シーズン序盤戦こそポストにシュートを阻まれるシーンも多く見受けられたが、ここまでは公式戦36試合の出場で20ゴールをマークしている。この20ゴールという数字は、欧州4大リーグクラブにおける彼のキャリアで最高の数字だ。

「怪物になれ」。昨年11月にはジョゼ・モウリーニョ監督からこのような言葉を受けたと明かしたエイブラハムだが、現在の彼は本当に“怪物ストライカー”となれるだけの能力を示していると言っていいだろう。加えて、守備の部分での貢献度も高い同選手。常にチームのために走り、決めるべきところではフィニッシャーとしての仕事を全うする。これほど優れたFWというのもそうはいないだろう。

イタリアで評価を再浮上させているイングランドの若きストライカー。着実にブレイク当時の輝きは戻ってきているだけに、ここからエイブラハムがさらにギアを上げてくることには大いに期待したい。

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