ストライカーのいないシティの貴重な得点源 50万ユーロでレスターに移籍したマフレズのサクセスストーリー[動画あり]

セットプレイから素晴らしいゴールを決めたマフレズ photo/Getty images

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常に成長を続けている

今季も昨季同様にストライカー不在でシーズンを戦っているシティ。それでも、ここまでのプレミア総得点数は68点と多く、リヴァプールの71点に続くリーグ2位の成績を残している。それを実現しているのがどこからでも点が奪える攻撃であり、ここまで16人がゴールを奪ってみせた。

それでも、やはりモハメド・サラーのように一人で19ゴール奪うような選手の存在は必要であり、得点数では及ばないがリヤド・マフレズがシティではその役割を担っている。

フランスの4部リーグに所属していたカルペールでキャリアをスタートさせ、2014年当時イングランドの実質2部であるチャンピオンシップのレスターに加わったマフレズ。それまでは得点力のある選手ではなかったが、レスターがプレミアで優勝した15-16シーズンに17ゴール11アシストを記録し、ジェイミー・バーディと共に攻撃面で大きく貢献している。その後は継続して得点を重ねており、7日のマンチェスターダービーで挙げた2ゴールでリーグ戦では10ゴール、シティ加入後60ゴールと記念すべき得点となった。

失わないドリブルが最大の武器であるアルジェリア代表FWだが、得点を奪うスコアラーとしての姿も見せている。プレミアでは10ゴールで上から4番目、CLでは6ゴールを決めて上から5番目の好成績を残しており、カップ戦を含めた全コンペティションでのゴール総数は21点とシティの貴重な得点源として輝いている。

また、ここ最近ではマフレズのシュート精度を生かした試みがセットプレイで見られている。今季からシティはセットプレイ時に変化をつけるようになっており、ユナイテッド戦では2度ほどデザインされた形が見えた。3ゴール目のマフレズの得点がまさにそれであり、左サイドのコーナーキックをマフレズがダイレクトボレーで沈めている。直接得点につながった回数でいえば片手で数えるほどだが、新しい武器としてチームを支えている。

レスターに50万ユーロで加わり、そこからシティにとって重要なスコアラーに成長したマフレズ。プレミアの右ウイングではサラーと並ぶ実力者であり、どこまで数字を伸ばすことになるのだろうか(移籍金は『transfermarkt』より)。

「参照元:Twitter(@ManCity)」

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