“オシムヘン封じ”のタスク完遂 ミランの守備を支えた若きCBコンビに称賛を

首位攻防となったナポリ戦で印象的な活躍を披露したミランのカルル(右) photo/Getty Images

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勝利の立役者はジルーだけじゃない

現地時間7日に行われたセリエA第28節にて、敵地でナポリに1-0で勝利したACミラン。首位攻防のビッグマッチで非常に意味のある3ポイントを獲得し、ロッソネリは待望のスクデット獲得に向けて大きく前進することに成功している。

そんなナポリ戦で大きな仕事を完遂したのが若いセンターバックコンビだ。この試合ではアレッシオ・ロマニョーリが怪我で不在のなか、最終ラインの中央ではフィカヨ・トモリ(24)とピエール・カルル(21)が先発出場。試合前には一部の現地メディアによって「やや不安」とも評されていたが、20代前半の若い守備者たちは見事にナポリのFWヴィクター・オシムヘンを完封してみせている。

なかでも、カルルの奮闘には目を見張るものがあったと言っていい。今季は代役CBとしてめざましい活躍を見せていた21歳だが、この試合でも彼は最高級の働きを披露。前半からトモリとのコンビネーションでオシムヘンに自由を与えず、相方とのチャレンジ&カバーのバランスに気を配りながらナポリ攻撃陣をシャットアウトした。後半には単独でオシムヘンを抑える場面も見受けられ、彼が守備の要として大いに機能していたことは間違いない。
決勝点を挙げたFWオリヴィエ・ジルーも称賛されるべきだろうが、このナポリ戦で決して見逃せなかった若きCBコンビの奮闘。怪我で長期離脱となっているシモン・ケアーを欠きながらも、今季のミランはいまだ強固な守備網を築いている。

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