開幕4戦未勝利も湘南戦で完勝 主力が続々復帰する浦和レッズは勢いに乗れるか

2-0で湘南に勝利した浦和レッズ photo/Getty Images

湘南戦で江坂任が今季の初ゴールを記録

浦和レッズはJ1第3節の湘南ベルマーレ戦に2-0で勝利し、今シーズン初勝利を挙げた。3ヵ年計画の3年目を迎える今季はリーグ優勝を目標に掲げ、大型補強に成功すると富士フイルム・スーパーカップを制すなど、高いモチベーションでJ1開幕を迎えた。

しかし直前に新型コロナウイルスの陽性者が出てしまい、限られた戦力で京都サンガFCと対戦するとゴールを奪えず0-1で敗戦。AFCチャンピオンズリーグの影響で連戦が続く中、湘南戦前まで1勝も挙げられず、2018年以来となる開幕4試合勝ちなしとなった。

そんな状況下で湘南戦を戦った浦和は、2ゴールを奪いピンチも少なく完勝を果たす。連戦は1勝1分3敗と苦しい船出となったが、とにかく結果が欲しい中で内容も伴った勝利は、今後の浦和を勢いづける大きな1勝となったことだろう。

さらに勝てなかった4試合も内容が悪い試合は少なく、決定機でゴールが生まれていればというシーンも多い。ヴィッセル神戸戦やガンバ大阪戦などレッドカードによって流れが変わってしまい、勝利することができなかったゲームもある。攻撃的な選手も続々と復帰しており、新加入のダヴィド・モーベルグも来日したことで、攻撃の層はさらに厚くなっていくだろう。

1勝を挙げたことで浦和はギアを上げてくるはずだ。新戦力も馬渡和彰や岩尾憲といったリカルド・ロドリゲス監督の下でプレイしていた選手はすでにフィットしており、松崎快はゴールも記録している。連携面が向上すれば、さらに得点を奪うことも可能だ。序盤でつまずいた分を取り返し、目標のリーグ優勝へと近づくことができるか。

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