90分間でFW→SB→FW起用に得点も創出 サイドでも前線でも走り切る浦和の明本考浩

明本はFWで1アシストを記録 photo/Getty Images

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馬渡のゴールをアシストした

浦和レッズはJ1第3節で湘南ベルマーレと対戦。江坂任と馬渡和彰のゴールで、2-0で勝利した。フル出場を果たした明本考浩はシステムを変更して戦った浦和でFWとDFを務めて勝利に貢献する。

今試合は1トップで先発出場を果たした明本は、自身の武器であるスタミナを駆使して前半から積極的にプレッシングをかける。さらに相手の裏へ飛び出して決定機を迎えるなど、浦和の最前線として存在感を発揮した。

すると1-0で迎えた60分にリカルド・ロドリゲス監督は3枚替えを決行。大久保智明が交代した松崎快に代わって右サイドハーフに入ると、関根貴大と交代した小泉佳穂がトップ下へ、江坂が最前線と配置を変更する。さらに大畑歩夢に代わって入った馬渡和彰は、関根が務めていた左サイドハーフを担当。大畑の代わりに左サイドバックに就いた男が最前線で存在感を見せていた明本だった。

豊富な運動量を武器に左サイドバックを務めていた明本だが、チームはウェリントンを投入した湘南に対し、高さ対策として83分に犬飼智也を入れて5バックにシステムを変更。左ウイングバックは馬渡が務め、サイドバックだった明本はFWへと再配置される。87分には最後まで粘り強く走り切って馬渡のゴールをアシストする活躍でユーティリティ性の高さを大いに見せつけた。リカルド・ロドリゲス監督も彼が多くのポジションに起用することができるため、戦術においての幅も広がっていることだろう。明本の存在は指揮官にも多くの選択肢を与えているのだ。

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