フィルミーノはリヴァプールの“FW何番手”だ セレソン入りへD・ジョタには負けられない

リヴァプール3トップの中心だったフィルミーノ photo/Getty Images

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前線の争いは激しい

今冬にはFCポルトからFWルイス・ディアスが加わり、ますます豪華になったリヴァプール攻撃陣。そのぶん競争は激しくなり、プレイタイムが減少する者も出てくるだろう。

前線の3トップでは、モハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノ、ディオゴ・ジョタ、ディアス、南野拓実らの序列が気になるところで、今のところ安泰と言えるのはマネとサラーだけか。

問題は偽9番など前線で器用な役割をこなしてきたフィルミーノだ。現在は負傷で離脱しているが、今となってはジョタとどちらが上なのか判断がつきにくくなっている。仮にフィルミーノのプレイタイムが減少するならば、それは今年のワールドカップ・カタール大会を戦うブラジル代表にも何らかの影響を与えるだろう。やはり代表チームとしては選手たちに所属クラブで好調を維持してもらう必要がある。
英『Daily Mirror』によると、この点について元ブラジル代表FWリバウド氏はフィルミーノにリヴァプール残留を勧める。今夏に移籍するのではなく、リヴァプールで定位置を確固たるものにすべきとアドバイスを送っている。

「ジョタとの先発争いに敗れ、今はディアスも加わってプレイタイムには新たな危機が訪れた。中にはワールドカップのことを考えて今夏に移籍すべきと言う人もいるだろう。だが、私は同意しない。彼にはクオリティがあるし、怪我から戻ったら先発の座を争うべきだ。ワールドカップ前に新しいクラブへ向かえば、先発の機会が保証されているわけではない。フィルミーノにとっては、リヴァプールに残ってクロップを納得させるのがベストだ」

フィルミーノはカタール大会へ向けた南米予選を何度か怪我で欠場しており、招集メンバーから外れることもあった。セレソンの中でも確固たる地位を築けているわけではなく、ワールドカップへアピールは必要だろう。

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