「今欧州でNo.1のストライカー」 C・ロナウド退団の穴埋めるベンゼマ4シーズン連続20ゴール

レアルを前線から引っ張るベンゼマ photo/Getty Images

ベンゼマの再ブレイク&ヴィニシウスの覚醒でリーグタイトルへ

2018年の夏にクリスティアーノ・ロナウドを失ったレアル・マドリードだが、ここまでは本格的な穴埋め補強をしてこなかった。ロナウドのつけていた7番はエデン・アザールが受け継いだが、アザールはゴールを量産するタイプではない。ロナウドの後釜とまでは考えられていなかったはずだ。

その中で答えになったのがカリム・ベンゼマだった。ベンゼマは先日4-1で勝利したレアル・ソシエダ戦で得点を記録し、今季のリーグ戦得点数が20点に到達した。これで2018-19シーズンよりベンゼマは4シーズン連続でリーガ・エスパニョーラ20得点を達成したことになる。昨年12月には34歳になったが、そのペースは留まるところを知らない。

ロナウドが在籍していた2016-17シーズンは11得点、2017-18シーズンは5得点だったが、ロナウド退団から得点ペースを上昇させた。これは偶然ではなく、得点部分を補おうとベンゼマが明確な意思を持って動いたからだろう。

ロナウドの穴を埋めるにはキリアン・ムバッペ、アーリング・ハーランドのようなアタッカーに大金を投じるしかないと思われていたが、ベンゼマと若いヴィニシウス・ジュニオールの覚醒によってレアルはリーグタイトル獲得へ近づいている。ベンゼマの再ブレイク&ヴィニシウスの覚醒でリーグタイトルへ近づくとは、サポーターも予想していなかった展開かもしれない。

SNS上では「今欧州でNo.1のストライカー」といった声も挙がっており、ベンゼマは何度目かの全盛期を迎えている。ややベンゼマに依存するところはあるが、今季のレアルにおいてMVPに限りなく近い存在と言えよう。

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