アーセナルの10番ですら当確ではない選手層 人材が豊富すぎるイングランド代表の攻撃陣

アーセナルで活躍するスミス・ロウだが、代表では絶対的存在ではない photo/Getty images

今季も多くの若手が台頭した

今夏に行われたEURO2020では準優勝と好成績を収めたイングランド代表。ガレス・サウスゲイトが監督となってからは調子が上向いており、今年の冬に予定されているワールドカップ・カタール大会での活躍に期待したい。

そんなスリーライオンズだが、国内外でプレイする若手が存在感を示している。EUROでもブカヨ・サカやフィル・フォーデンといった新世代の選手を起用したが、カタール大会ではさらに新しい選手たちがチームに加わると予想できる。

すでにフル代表に選ばれているが、アーセナルのエミール・スミス・ロウは今後より代表で序列を上げるといえる。

アーセナルの下部組織で育ち、トップチーム昇格後はライプツィヒやハダースフィールドで武者修行を行っていたスミス・ロウ。昨季はトップチームに戻って出場機会を増やし、今季はメスト・エジルの10番を受け継いでいる。ここまではエースナンバーのプレッシャーに屈することなくプレイしており、リーグ戦では9ゴール2アシストを記録。21歳と若いアタッカーで将来が楽しみだ。

しかし、英『THE SPORTSMAN』では、今季の活躍は認めるが、それだけでは代表の中心になるのは難しいとしている。それはすでにイングランド代表で活躍するライバルたちの多さにあるという。

確かにイングランド代表にはスミス・ロウ以外にも活きのいい若手や中堅選手、ベテランが多い。[4-3-3]の左ウイングであればマンチェスター・シティのラヒーム・スターリングやジャック・グリーリッシュ、フィル・フォーデン、マンチェスター・ユナイテッドのジェイドン・サンチョらがいる。中盤で起用しようにもチェルシーのメイソン・マウントはすでに主力であり、今季はクリスタル・パレスのコナー・ギャラガーが頭角を現している。

人材が多すぎてスミス・ロウですら当確ではない今のイングランド代表。もちろん、サウスゲイトは今季の活躍を知っているはずだが、今後は誰が代表の中心としてプレイするのだろうか。

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