今季最悪の補強にロナウドの名前が ユナイテッド復帰後から落ちた世界最高峰FWの評価

シーズンが進むにつれて評価の下がっているクリスティアーノ・ロナウド photo/Getty images

難しい時期に突入している

今夏最大のサプライズとなったクリスティアーノ・ロナウドのマンチェスター・ユナイテッド復帰。ユナイテッドはロナウドにとって初の欧州5大リーグに挑戦したクラブであり、ここでの活躍が認められ、レアル・マドリードへ移籍している。その後ユヴェントスを経由して今夏に古巣に戻ってきた。

獲得当時はすでにジェイドン・サンチョ、ラファエル・ヴァランを加えたあとであり、ロナウドの獲得は大いに盛り上がりを見せた。また、ロナウド獲得にはライバルであるマンチェスター・シティも動いていたとされており、そういった意味でも話題となった補強だ。

移籍当初は成功の補強と考えられており、再デビュー戦となったニューカッスル戦ではいきなり2ゴールを決めて勝利に貢献。その後もゴールを量産し、大事な場面で決めてくれるストライカーとして躍動している。しかし、ここ10試合で1ゴールと肝心な得点面で貢献できておらず、重要なマンチェスター・ダービーでの出場はなかった。英『90min』によれば股関節に問題があり、母国ポルトガルに戻っていたようだ。その行動に対し、チームメイトは驚きを見せたといわれており、すでにチーム内で溝ができているのかもしれない。

試合を戦うごとに評価が悪くなっているロナウドだが、英『Football 365』では「今シーズン最悪の移籍トップ10」と題した特集をしており、ポルトガル代表FWは1位にランクインしてしまっている。

実際に敗戦となったシティ戦ではブルーノ・フェルナンデスを最前線に置いたハイプレスはハマっていた。効果てきめんだったのは残念ながら前半のみだったが、あれがロナウドであればそうはなっていないだろう。単独で守備をすることはあっても、連携の取れたプレッシングは彼のプレイからは見られない。さらにゴールが取れないとなれば、批判されるのも仕方ない。

来季までの契約となっているロナウド。しかし、本人がパリ・サンジェルマンへの移籍を望むとの報道も出ており、ユナイテッドでのキャリアは終わりに近づいているのかもしれない。

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