今季初ゴールも勝ちきれず呉屋大翔に笑顔はなし 新生大分で得点源に期待のエース

サポーターの前で大事な得点を決めた(写真はイメージ) photo/Getty Images

呉屋の得点で水戸とドローで決着

「得点して気持ち的には楽になったが、もう1点、2点取りたかったというのが正直なところ」

新チームのエースとして期待され、水戸ホーリーホック戦で今季初ゴールを決めた呉屋大翔に喜ぶ姿はなかった。昨季J2降格を経験し、1年でのJ1復帰を目指す大分トリニータは、中止となっていたJ2第1節の水戸戦を1-1のドローで終了。同点弾を決めたストライカーは、貪欲にさらなるゴールを追い求めている。

大分は1点ビハインドの36分、左サイドに抜け出した呉屋が飛び出していたGKの位置を確認すると、狙いすまして丁寧に枠内へとシュートを放ち同点弾を決める。水戸の茂木秀が飛び出すもののボールを触ることはできず。呉屋は空いていたゴールに冷静に決めて1-1に追いついた。

その得点までに何度か追いつけるチャンスはあったが、呉屋は決めきることができていなかった。シュートを放った角度は難しい位置だったが、直前に外してしまった経験が呉屋にゴール前での冷静さを取り戻させた。

昨夏柏レイソルから大分へと加入したストライカーは、J2で今季初得点を記録。しかし、昇格に向けて先発全員を変更して戦った相手に対し、勝ち点1止まりは決して良い結果とはいえない。下平隆宏新監督の下、新たなチームを構築する中で、呉屋はエースとして期待を寄せられる。次戦は勝利へ導く得点を決めて笑顔を見せてほしい。

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