ファン・ダイク、デ・フライに負けられない 8年前のW杯知るオランダ戦士は猛アピール中

AZで奮闘するマルティンス・インディ photo/Getty Images

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センターバックは超激戦区だが……

もう8年も前の話になってしまうが、2014年のワールドカップ・ブラジル大会で3位に入ったオランダ代表のメンバーを覚えているだろうか。

当時の戦いを経験した現オランダ代表メンバーは少ないのだが、数少ない経験者として再びのオランダ代表入りを望んでいる者がいる。当時22歳でワールドカップに出場したDFブルーノ・マルティンス・インディだ。

現在インディは30歳となっており、当時は同じDF登録で現インテルのステファン・デ・フライもメンバーに入っていた。デ・フライは今もオランダ代表メンバーの常連だが、インディの方は2017年を最後に代表招集を受けていない。
2014年のブラジル大会以降のインディはポルトガルのFCポルトへ移籍し、その後イングランドのストーク・シティへ加入。しかし、これらの移籍が上手くいかなかった。ストーク・シティではまさかの2部生活も味わうことになり、徐々に忘れられてしまったのだ。

状況を変えるべく、インディは2020年にAZへと移籍。エールディヴィジ復帰を果たすことになり、ここでは主力センターバックとして今季も奮闘している。怪我に苦しんだ時期もあったが、インディは徐々に状態を戻してきたのだ。

オランダ『Voetbalzone』によると、インディは再び代表メンバーに入れるはずと信じている。

「僕は元代表選手ではなく、しばらく代表でプレイしていない選手だ。代表の選択肢になると信じ続けている。そのためにAZを選んだんだ。より良い選手になり、そしてゲームを楽しむためにね。今はそれをやっている」

当時のワールドカップでは今と同じルイ・ファン・ハールが代表を指揮しており、ファン・ハールもインディの特長は頭に入っている。

とはいえ、今のオランダにはフィルジル・ファン・ダイク、デ・フライ、マタイス・デ・リフトら豪華なセンターバックが揃っている。エールディヴィジで結果を残しただけでは、再びの代表入りは厳しいかもしれない。

まだワールドカップ・カタール大会まで時間は残っているが、インディの逆転はあるか。

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