サカらを加えた強力カルテットの完成も アーセナルを飛び出しワールドクラスとなった男の帰還はあるか

バイエルン・ミュンヘンとの契約延長が難航しているニャブリ photo/Getty images

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期待したい移籍だ

3-2でワトフォードを破り、リーグ戦では4連勝中のアーセナル。プレミアでは4位に浮上しており、来季のCL出場権獲得に向けて大きく前進している。17日には今のチーム状態を試すリヴァプール戦も控えており、目が離せないクラブだ。

そんなアーセナルだが、早くも来夏の話が進んでおり、移籍市場でのターゲットは2人のストライカーと中盤だといわれている。他のポジションでも補強の可能性はあるが、前述した2つのポジションが最も重要とのこと。しかし、ここにきて興味深い情報が入ってきた。英『football.london』によればバイエルン・ミュンヘンでプレイしているセルジュ・ニャブリを獲得できる可能性があるという。

同紙によるとニャブリはバイエルンとの契約を2023年までとしており、いまだに延長の話が進んでいないようだ。クラブ側は延長を求めているようだが、本人としてはまだ決断しておらず、バイエルンはニャブリ移籍に備えてアヤックスのアントニーに接触しているともいわれている。

高額な移籍金が必要となるが、アーセナルとしては獲得できれば大きな戦力となる。サイドアタッカーはブカヨ・サカ、エミール・スミス・ロウ、ガブリエウ・マルティネッリと充実しているが、来季欧州のコンペティションが増えればもう一人信頼できるアタッカーが欲しい。加わることになれば競争力も上がり、さらにチームの戦力アップも見込める。サイド以外にもセンターフォワードでプレイすることもあり、前線の便利屋としても頼ることができる。

しかし、問題は移籍金となるだろう。今やニャブリはワールドクラスのサイドアタッカーであり、冨安健洋らを獲得したようにお買い得に獲得するのは難しい。ストライカーの2枚取りに頼れる中盤戦士の獲得に加え、ニャブリを獲得するほど財政的に余裕があるかは分からない。マルセイユにローン移籍しているマッテオ・グエンドウジらを売却することである程度の資金は作れるが、ニャブリを加えた4人の実力者を獲得できるほどではないだろう。

金額的問題はあるも、来季欧州のコンペティションを戦う可能性の高いアーセナルからすれば欲しい、元アーセナルのニャブリ。2012年から2016年まで在籍しており、ワールドクラスとなった彼の帰還はあるのだろうか。

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