4カ国で行われる争奪戦 クリスタル・パレスの至宝ミカエル・オリーズを射止めるのはどこだ

各国から求められているオリーズ photo/Getty images

有望な若手である

コナー・ギャラガーをはじめ今季は若手路線に変更したクリスタル・パレス。この試みは成功であり、ここまでプレミア11位と健闘している。ギャラガー以外にも優秀な若手は多く、サイドアタッカーとして輝くミカエル・オリーズは今後より注目される存在になるだろう。

チェルシーやマンチェスター・シティ、レディングの下部組織でプレイし、今夏にパレスに加わったオリーズ。シーズンが進むにつれて出番を得られるようになっており、ここまで21試合に出場。2ゴール5アシストと計7点に関与している。推進力のあるドリブルで攻撃を前進させ、そこからのパスやシュートで違いを生み出すことができる。サイドでボールを持った際は深い切り返しで相手をかわすことが多く、同じく左利きであるマンチェスター・シティのリヤド・マフレズをイメージすれば分かりやすいだろう。

そんなオリーズだが、複数のルーツを持つ選手であり、4カ国の代表チームでプレイできるようだ。西『MARCA』では「世界で最も望まれる選手」としてオリーズを紹介しており、イングランド、フランス、ナイジェリア、アルジェリアの4カ国だという。すでにスリーライオンズの指揮官であるガレス・サウスゲイト監督はオリーズにイングランド代表を選ぶよう説得していると英『Daily Mail』が報じており、早くも人材の囲い込みが行われている。

現状ではイングランド代表の戦力を見る限り彼を手放してもそこまで痛手ではないといえるが、まだ20歳と若くこれから大きく飛躍する可能性は大いにある。どの国がパレスの至宝を射止めるのか注目したい。

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