2年半前には大きな期待を背負って加入も…… ドルトムントで燻り続ける左SBの未来は

ビーレフェルト戦でも出番をもらったシュルツだが…… photo/Getty Images

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いまだに立場は厳しい

2019年夏の加入時には、多くのファンから期待をもってチームに迎えられた。しかし、あれから2年半の時間が経過した今、ドルトムントで燻っているレフティーがいる。

その選手とはDFニコ・シュルツ(28)だ。前所属のホッフェンハイムではドイツ代表にも選ばれるほどの好パフォーマンスを披露していた同選手だが、ドルトムント加入以降はめっきり活躍する機会が減ってしまった。移籍してから昨季までの2シーズンで巡ってきた出番は37試合。まったく出番がないというわけではないものの、当初は絶対的な主力となることに期待がかかっていた選手だ。物足りないのは間違いない。

そして、そんなシュルツの立場は今季も微妙。ここまでは公式戦22試合に出場しているが、いまだに大きなインパクトを残すことができていない。マルコ・ローゼ監督は彼に期待をかけているようだが、パフォーマンスは思うように上がってこない。現時点でデータサイト『WhoScored.com』による1試合平均採点がチーム21位の「6.43」ということからも、そのことは窺い知ることができるだろう。
さらに現地時間13日に行われたブンデスリーガ第26節のビーレフェルト戦でも、シュルツのパフォーマンスは低調。このゲームでリーグ戦8試合ぶりの先発出場を果たした同選手だが、所々で細かなミスは目立つこととなってしまった。時折ハッとさせられるようなプレイも見せるのだが、トラップミスや味方と呼吸の合わないパスも少なくはなかった。残念ながら、今回もアピール成功とはいかなかったと言っていい。

ドルトムントでの立場は依然として厳しいシュルツだが、はたして、彼はここから再びその評価を上昇させることができるのだろうか。このままでは終われない。

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