1年半で市場価値は《40倍》に ミランで一気にブレイクした最終ラインの救世主

今ではミランの守備陣に欠かせぬ存在となっているカルル photo/Getty Images

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今やチームの守備陣に欠かせぬ存在となった

チームの世代交代が順調に進んでいるACミラン。今季のチーム平均年齢は26.67歳で、これは現時点におけるセリエAの上位4クラブの中で最も低い数字となっている。強さと若さの両立。これが実現できているのは、MFサンドロ・トナーリ(21)やFWラファエル・レオン(22)などがしっかり成長した結果と言えるだろう。

では、そんなミランが抱えるヤングタレントのなかでも、獲得時から最も大きく評価を伸ばした選手は誰か。もちろん、前述した2名もその候補には挙がるはず。しかし、今季のミランにはほかにも飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を果たしている若者がいる。

その選手とはDFピエール・カルル(21)だ。2020年夏の移籍市場でリヨンの下部組織から加入した同選手は、今季離脱者が目立つミランの最終ラインで瞬く間に台頭。本職は右サイドバックながら、チームの緊急事態を救う代役センターバックとしての活躍が光っている。フィカヨ・トモリとのコンビは若いながらも安定感があり、今やミランにとってカルルは欠かせない存在だ。
そんなカルルの市場価値はこの約1年半で急上昇。伊『calciomercato』によると、ミランに加入した2020年9月には50万ユーロしかなかった彼の市場価値は、今や2000万ユーロにまで急上昇しているという。加入からわずか1年半で、若きDFはその価値を実に40倍も伸ばすことに成功している。

加入当初は数いる若手の一人に過ぎなかったものの、今季はその評価を大きく伸ばすこととなっているカルル。はたして、シーズン終了時にその市場価値はどこまで伸びているのだろうか。ミランを支えるフランス人DFの評価はうなぎ登りだ。

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