もはやゲームの世界を超えている 《136ゴール6失点》24戦全勝と最強バルセロナ女子大進撃

リーグを支配するバルセロナ・フェメニ photo/Getty Images

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止められるチームがいない

バルセロナは男子の方もシャビ・エルナンデスの指揮官就任から調子を上げつつあるが、女子チームのバルセロナ・フェメニの方も見逃せない。今や彼女たちは1つの黄金期を迎えているのだ。

12日にはリーグ戦でレアル・マドリード・フェメニーノとのクラシコが行われたのだが、バルセロナは5-0とライバルを粉砕。レアルもリーグ戦では5位と決して弱いわけではないのだが、今のバルセロナ・フェメニは止められない。

ここまでリーグ戦24試合をこなし、何と24戦全勝。しかも136ゴール6失点とテレビゲームの世界でもそう簡単には実現できない得失点差を記録しているのだ。
2022年に入ってからは得点ペースがさらに上がった印象もあり、今月5日のアラベス戦は6-0、2月10日のレアル・ソシエダ戦は9-1、6日のエイバル戦は7-0と圧倒的だ。得点ランクも1位にバルセロナ・フェメニからナイジェリア女子代表FWアシサト・オショアラ(19ゴール)、3位に昨年の女子バロンドール受賞者アレクシア・プテジャスとリーケ・マルテンス(16ゴール)、5位にバロンドール2位だったジェニファー・エルモソ(13ゴール)と、TOP5に4選手を送り込んでいる。

アシストランキングもプテジャスが14アシストで1位、マルテンスが13アシストで2位となっており、こちらもバルセロナ・フェメニの選手によって支配されている。

すでにリーグタイトルに加え、スペイン女子スーパー杯は準決勝でレアル・マドリード・フェメニーノを1-0、決勝ではアトレティコ・マドリード・フェメニーノを7-0で粉砕し、タイトルを獲得済みだ。国内杯のコパ・デ・ラ・レイナも準々決勝、女子チャンピオンズリーグも準々決勝まで勝ち進んでおり、チャンピオンズリーグの方はまたレアルとのクラシコとなっている。

136ゴール6失点の成績から考えると、今季のバルセロナ・フェメニはすべてのゲームに勝つだろう。止める術はなく、バルセロナのサッカーファンも圧巻のゴールラッシュに酔いしれていることだろう。

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