日本代表も無視できない3試合連続得点関与の鎌田大地 復活のカギは南野の起用法にあり?

調子を上げてきている鎌田大地 photo/Getty images

ボーフム戦では逆転弾を決めた

14日に行われたフランクフルト対ボーフムの一戦は2-1でホームチームの逆転勝利に終わっている。フランクフルトには鎌田大地、長谷部誠が、ボーフムには浅野拓磨が在籍する日本人対決となったが、浅野は決定機を決められず鎌田、長谷部のフランクフルトに軍配が上がっている。

ミスの目立った浅野とは反対に、フル出場した鎌田は1ゴールと数字を残した。同点弾となったオウンゴールも鎌田がバイタルエリアで起点となってパスを出しており、実質2得点に関与した活躍だった。

このゲームでもそうだが、やはり鎌田の間で受ける技術はブンデスリーガでも突出している。彼がボーフムのDFとMFの間で受けることで前線での起点となっており、フランクフルトは攻撃を前進させることに成功している。今季は昨季のようにゴールに絡むことができていなかった鎌田だが、直近の3試合では2ゴール1アシストと全試合で得点に関与している。

クラブではこのように好調の鎌田だが、気になるのは日本代表への招集だ。これまでは代表でも中心選手だったが、[4-3-3]への移行もあって出番を得られていない。前回の中国、サウジアラビアとの2試合では招集すらされていない。それでも、今の調子の良さは森保一代表監督の耳には入っているはずだ。

[4-3-3]への移行で出番を失ったフランクフルトMFだが、本来は中央で輝く南野拓実が左ウイングで起用されている前例もあって鎌田にも希望はある。実際に南野はスタートポジションが左なだけであって試合を通してトップ下やセカンドストライカーのように振舞っており、鎌田も同じような仕事はできる。南野はカップ戦での活躍は目立つがプレミアでは出番がなく、直近のブライトン戦ではベンチ外だった。鎌田は継続してピッチに立っており、3試合連続で得点に関与している。

16日にメンバー発表が予定されているアジア最終予選に向けた日本代表。鎌田は好調を維持しているといえるが、代表に返り咲くことができるのだろうか。

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