止まらぬ《2年連続無敗優勝》 22試合で80ゴールも奪うアル・サッドはJリーグ勢の脅威になる

今季も国内リーグを制したアル・サッド photo/Getty Images

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国内では2年にわたって負けがない

あとはアジア王者になるのみ。カタール国内リーグ連覇を決めたアル・サッドの狙いはそこだろう。

昨季も圧倒的な強さでカタール・スターズリーグを制していたアル・サッドは、今季も他を圧倒して優勝。国内では盤石の地位を築いている。

何より凄いのは、昨季に続いて今季も無敗優勝なのだ。昨季はリーグ戦全22試合を19勝3分で終えているが、今季はそれをも上回る20勝2分で優勝。国内リーグでは、2020年3月7日以降黒星がない。2年間無敗を維持しているのは見事だ。
得点王はアル・ドゥハイルでプレイする元柏レイソルFWマイケル・オルンガ(25ゴール)に譲ったが、2位にはアル・サッドからガーナ代表FWアンドレ・アイェウ(15ゴール)、3位カタール代表FWアクラム・アフィーフ(14ゴール)、4位アルジェリア代表FWバグダード・ブーンジャー(13ゴール)と、トップ5に3人アル・サッドからアタッカーを送り込んでいる。

アシストもアフィーフが17アシストも決めて1位、元スペイン代表MFサンティ・カソルラもさすがの9アシストを記録。チーム得点数も80ゴール奪っており、2位アル・ドゥハイルとは21ゴール差もつけている。この攻撃力は脅威だ。

ただ、アジアチャンピオンズリーグの方では2019-20シーズンがベスト4、昨季はグループステージ敗退と思うような結果が出ていない。国内でこれだけの結果が出ているとなれば、やはり外国人助っ人たちの力を活かしてアジア制覇を成し遂げたい。

予定では4月からアル・サッドのアジアチャンピオンズリーグでの戦いがスタートすることになっており、この超強力攻撃軍団はJリーグ勢にとっても厄介な相手となりそうだ。

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