アントニー、マルティネッリ、リシャルリソンら“東京五輪金メダル組”がカギ 続々A代表へ入る逸材たち

昨夏の東京五輪を制したブラジル photo/Getty Images

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カタールへの切符を掴むのは誰だ

ブラジル代表は今年のワールドカップ・カタール大会で頂点に届くのか。注目したいのは、昨夏の東京五輪を制したU-24ブラジル代表のメンバーたちだ。

前回のリオデジャネイロ五輪に続いて連覇を果たしたわけだが、今季の欧州トップリーグでは東京五輪組がきっちりと結果を残している。

最近サッカー界を騒がせている選手だと、今冬にリヨンから大注目のニューカッスルへと移籍したMFブルーノ・ギマランイスだ。同選手も東京五輪優勝メンバーで、ニューカッスルでは早くも主力になりつつある。今後ニューカッスルはメガクラブ化へ積極補強に乗り出すと予想されており、ギマランイスを含め今後の進化が楽しみなチームだ。
同じプレミアリーグでは、アーセナルFWガブリエウ・マルティネッリ、エヴァートンFWリシャルリソンも東京五輪メンバーだった。アーセナルではピエール・エメリク・オバメヤンが退団し、マルティネッリにかかる期待は大きい。ひとまず出番は確保しやすくなっており、今月の南米予選へ向けたブラジル代表メンバーに初招集もされた。東京五輪から良い流れと言えよう。

リシャルリソンはチームこそ大苦戦中だが、本人の実力は高い。A代表にも選出されており、もっと高いレベルのクラブでプレイできる選手だ。

さらには新天地のアトレティコ・マドリードで数少ないプレイタイムを活かしてきたFWマテウス・クーニャ、アヤックスで右サイドを支配するFWアントニーなど、東京五輪組には楽しみな逸材が揃っている。彼らは順調にA代表へ入ってきており、五輪からA代表強化に繋がるのは理想的な流れだ。

オーバーエイジ枠で参加していた38歳のDFダニエウ・アウベスもバルセロナに復帰し、再び注目を集めている。

彼らが東京五輪制覇で自信を深めているのは間違いなく、これをカタール大会へ繋げられれば理想的だ。

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