ラムズデール、ホワイトら新守備陣大ヒット アーセナルが超えたい6シーズン前の《クリーンシート18回》

アーセナルの新守護神としてブレイクするラムズデール photo/Getty Images

今季の守備は一味違う

長期のリーグ戦を戦い抜くうえで、守備の安定は極めて重要だ。現在アーセナルが4位につけているのも、例年より守備が安定していることが大きい。

注目したいのはクリーンシート数だ。今季は新戦力のGKアーロン・ラムズデールが継続してゴールを守っており、26試合を消化した段階でクリーンシート数は12回に達した。昨季はベルント・レノが11回クリーンシートを達成していたが、すでにラムズデールはこの数字を超えたことになる。

近年のアーセナルを振り返ると、2019-20シーズンはリーグ戦でのクリーンシート数が10回、2018-19シーズンは8回、2017-18シーズンは13回、2016-17シーズンも13回、そして2015-16シーズンはリーグトップタイとなる18回を記録していた。

この2015-16シーズンといえばレスター・シティが奇跡のプレミア制覇を成し遂げたシーズンだが、アーセナルも2位には入っていた。当時はペトル・チェフが16回、ダビド・オスピナが2回クリーンシートを達成し、合計18回でシーズンを終えている。ひとまず今季ラムズデールが目指す数字はそこになるだろう。

もちろんラムズデールだけの働きではなく、DFベン・ホワイト、ガブリエウ・マガリャンイス、怪我で離脱するまでは日本代表DF冨安健洋も堅守に貢献していた。ラムズデール、ホワイト、冨安といった守備の新戦力がヒットしたのが大きく、今季のアーセナルの守備は一味違う。

果たしてクリーンシート数はどこまで増えるのか。若手が躍動する攻撃陣だけでなく、守備陣にも希望が持てるシーズンとなっている。

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