川島永嗣にもチャンスあり 中堅軍団ストラスブールに見える夢のチャンピオンズリーグ

旋風巻き起こすストラスブール photo/Getty Images

限られた選手層で見事な戦い

来季は欧州カップ戦の舞台で戦えるかもしれない。日本代表GK川島永嗣の所属するストラスブールは2022年も好調だ。

今季開幕から快調に飛ばしていたストラスブールは、2022年に入ってからも6勝3分1敗と調子が良い。降格圏に沈むボルドーに3-4で敗れた一戦だけがもったいなかったが、それでも28試合を消化した段階で5位につけている。

仏『Foot Mercato』も「ストラスブールはチャンピオンズリーグを夢見ることができる」と中堅クラブの奮闘を称えており、その可能性は十分にあり得る。現在は4位レンヌと勝ち点差2、3位ニース、2位マルセイユとも勝ち点差が3点しか開いていない。1試合でひっくり返せるポイント差だ。

おそらく今季開幕前にストラスブールの躍進を予想していた人は少ないだろう。今挙げた4位レンヌのチーム全体の市場価値が2億1690万ユーロ、ニースが2億3795万ユーロ、マルセイユが2億5035万ユーロなのに対し、ストラスブールの選手全員を合わせた市場価値はリーグ・アン全体12番目となる9540万ユーロだ。決して豪華な選手層とは言えない。

それでもストラスブールは懸命に食らいついており、13日にはモナコも1-0で撃破。その戦いぶりは強豪クラブのように安定している。

川島はGKのバックアッパーではあるが、クラブとの契約は2023年夏まで延長されている。来季の欧州カップ戦出場権を獲得できれば、川島にもローテーションでチャンスが回ってくるかもしれない。この躍進が終盤まで続くのか要注目だ。

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