90分間高強度の守備を保ち続けたファビーニョ 好調アーセナルを無失点で封じた中盤の門番役

強度高い守備を披露したファビーニョ photo/Getty Images

ファビーニョがアーセナルに立ちふさがる

プレミアリーグ第27節でリヴァプールとアーセナルが対戦し、2ゴールを決めたリヴァプールが2-0と勝利する。5連勝中と勢いづくアーセナル攻撃陣の前に立ちはだかったのは、ファビーニョという大きすぎる壁だった。

前半から積極的にプレッシングをかけてボールを奪い、保持しながら試合を優位に進めたアーセナル。決定的なシーンを作り出すも、ファビーニョの懸命なシュートブロックに阻まれて得点を奪うことができない。

後半リードを奪ってからもファビーニョはボール奪取やシュートに対し足を伸ばして阻むなど、ピンチを未然に防ぐ活躍でアーセナル攻撃陣に隙を与えず。今試合でのデュエル勝利数は「8」を記録し、球際の強さを見せてチームの守備を支えた(データは『SofaScore』より)。

ガブリエウ・マルティネッリとブカヨ・サカの両翼からサイドバックの裏のスペースを突く攻撃を再三行ったアーセナル。両サイドからの攻撃はチームの大きな武器だが、ファビーニョの存在により中央が固められてしまっていたため、サイドアタックしかできなかったというのが本音かもしれない。

ファビーニョをかわしても世界最高峰のセンターバック2人が待ち構えており、侵入していくのは至難の業だ。最後まで強度を落とさず守備を完遂した中盤の門番が、アーセナルの中央攻撃を無効化した。

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