9連勝でわずか“2失点”で4戦クリーンシート 縁の下の力持ちたちがリヴァプールの好調を支える

攻撃を支えるリヴァプール守備陣 photo/Getty Images

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アーセナルに2-0と勝利した

プレミアリーグ第27節で連勝を続けるリヴァプールとアーセナルが激突した。マンチェスター・シティを追走中のリヴァプールが後半に2ゴールを記録し、2-0と勝利する。ここ数試合は、自慢の爆発的な攻撃力よりも守備陣の活躍が勝利を導いている印象だ。

現在9連勝中のリヴァプールだが、その9試合で失点はわずか「2」。7試合をクリーンシートで終えており、ここ4試合も無失点での勝利が続いている。前半戦での勝利時は4ゴール、5ゴール飛び交うような大味の試合が多かったが、最近は強固な守備で失点を許さず、チャンスを確実に決めて勝利を掴んでいる。

守備の中心としてフィルジル・ファン・ダイクとジョエル・マティプが安定したパフォーマンスを発揮できているのが大きい。昨季は長期離脱を強いられたコンビは、今季どちらも20試合以上に出場し、チームを支えている。特にここ数年怪我がちだったマティプが大きな離脱もなく主力として活躍。ようやく彼の本来のポテンシャルを見せているところだ。

また昨季センターバックを経験したファビーニョとジョーダン・ヘンダーソンも守備面で強度が増し、相手アタッカーの潰し役として中盤を制圧。昨シーズン最後尾で視野を広げた彼らの経験は大きく昇華されている。

モハメド・サラーやサディオ・マネといったFW陣のゴールによってチームは多くの勝ち点を獲得している。彼らに加えて中盤以降の守備陣が強固なディフェンスで支えていることが、FW陣をのびのびとプレイさせる1つの要因でもあるのだ。アーセナルに勝利しマンチェスター・シティとの勝ち点差を1とした。攻守に安定したリヴァプールが連覇を手中にしかけていた昨季王者に待ったをかける。

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