初のオランダ挑戦で《16ゴール16アシスト》 29歳ゲッツェはまだ5大リーグで戦えるか

PSVで奮闘するゲッツェ photo/Getty Images

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PSVで戦った2シーズンを経て、新天地へ?

新たな挑戦を求め、2020年の夏にドルトムントを離れてから約2年。オランダ・PSVで2シーズン奮闘してきたドイツ人MFマリオ・ゲッツェの今後はどうなるだろうか。

ドルトムントでは若手の台頭もあり、2019-20シーズンのゲッツェはなかなか出番が増えなかった。そこでオランダの名門PSV行きを決断したわけだが、当時の判断に驚いたサッカーファンも多かったはずだ。それまでドルトムント、バイエルンとドイツ国内でしかプレイしていなかったゲッツェが初の国外挑戦に踏み切り、しかもその行き先が欧州5大リーグではなかったのだから。

オランダ・エールディヴィジのレベルはブンデスリーガより劣ると評価されるが、それでもゲッツェにとっては充実の2シーズンになったのではないか。今季はチャンピオンズリーグ予選ラウンドも含め、42試合こなして10得点9アシストの成績を残している。
2シーズンを合わせるとPSVでの通算成績は67戦16得点16アシストとなり、継続的に出番を得ていることも合わせてポジティブな要素の多いオランダ生活となったはずだ。

ただ、2月にはチームを指揮するロジャー・シュミットが今季限りで退団することが発表された。オランダ『Voetbalzone』はこの決断がゲッツェの去就に影響を与えると見ており、ゲッツェも新たなチャレンジを模索しているという。

ゲッツェは今後のキャリアの目標としてチャンピオンズリーグ制覇を掲げていた。ドイツ代表としてワールドカップは制したが、チャンピオンズリーグ制覇は経験できていない。PSVからチャンピオンズリーグ制覇を狙えるクラブにステップアップするのが理想で、本人はスペイン、イタリア、イングランドでのプレイにも興味があるという。

今年6月には30歳を迎えるが、まだゲッツェは5大リーグの強豪クラブで主力になれるレベルなのか。年齢的にもまだ立ち止まるわけにはいかない。

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