オバメヤンに続いて大成功の予感 アーセナルを離れて活躍するジェラード絶賛の新加入DF

アストン・ヴィラで再び花開いているカラム・チェンバーズ photo/Getty images

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早くも定位置を見つけた

今夏での大型補強、今冬での人員整理とシーズン開始直後からここまでで大きく顔ぶれの変わったアーセナル。移籍市場での判断が正解だったのかここまでプレミア4位と好成績を収めている。

今冬でアーセナルから離れた選手もまた、好調を維持している。バルセロナへ移籍したピエール・エメリク・オバメヤンはすでにセンターフォワードとして自身の地位を確立しており、早くも5ゴールだ。アストン・ヴィラへ完全移籍したカラム・チェンバーズもオバメヤン同様に好調をキープしている選手の一人だ。

サウサンプトンのユースで育ち、2014年にアーセナルにやってきたチェンバーズ。加入したシーズンはプレミア23試合に出場し、1ゴール1アシストと結果も残したが、スタメンには定着できず、ミドルズブラやフラムにローン移籍に出されている。そこではスタメン級の活躍を見せるも、アーセナルに戻ってくれば激しいポジションに打ち勝つことができない。21-22シーズンは最終ラインが大きくテコ入れされ、センターバックにベン・ホワイト、右サイドバックに冨安健洋がやってきた。そうなれば出場機会が低下するのは必然であり、2試合の出場に終わっている。

そんなチェンバーズは今冬にスティーブン・ジェラード率いるアストン・ヴィラへ完全移籍している。ヴィラもイングランド代表のタイロン・ミングスとエズリ・コンサがおり、ポジション争いは激しいが、2月のニューカッスル戦で先発するとそこからすでに5試合で先発フル出場を記録している。ピッチに立てば冷静さを見せてビルドアップを活性化させ、守備面ではミングスと共に攻撃をはじき返しており、アーセナルでの出番のなさを感じさせないプレイを見せている。リーズ戦では早くもゴールを奪っており、指揮官であるジェラードは「(チェンバーズは)トップクラスの選手だ」と英『Birminghamworld』にて新加入DFを絶賛している。

オバメヤンと共にアーセナルを離れ成功を収めているチェンバーズ。現状ではコンサを抑えてミングスとチェンバーズがCBとして起用されており、今後の活躍に期待できそうだ。

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