かつて“エッシェン2世”とも呼ばれた男は古巣で復活へ? リヨンでリズムを取り戻すエンドンベレ

今冬リヨンに復帰したエンドンベレ photo/Getty Images

続きを見る

トッテナムでは躓いたが……

トッテナムでは随所で豊かな才能を感じさせるプレイを見せたが、結局プレイした2年半で大きなインパクトは残すことができず。今冬の移籍市場にて、レンタルで古巣のリヨンへと帰還したのがMFタンギー・エンドンベレだ。かつては現地メディアの間で“マイケル・エッシェン2世”とも評された男だが、母国に戻って再スタートを図ることとなっている。

失意のリヨン復帰。今回の移籍をそう捉えている人も多いだろう。しかし、エンドンベレはフランスの地でもう一度かつての輝きを取り戻すことができるかもしれない。実は同選手、復帰以降のリーグ・アンでは悪くないプレイぶりを見せている。

トッテナムでは自身の得意とする役割を与えられなかった印象も強いエンドンベレだが、リヨン復帰以降の同選手はダブルボランチの一角として躍動中。現地時間2月6日に行われたリーグ・アン第23節のASモナコ戦でさっそく復帰後初出場を果たすと、それ以降にチームが消化したリーグ戦6試合のうち5試合に出場している。この5試合におけるデータサイト『SofaScore』の1試合平均評価点も「7.12」をマークしており、今ではすっかりリヨンの中盤に欠かせない存在となっているのだ。
トッテナムではやや苦しんだものの、慣れ親しんだフランスの地で徐々に自身のリズムを取り戻し始めたエンドンベレ。おそらく、それはリヨンのピーター・ボス監督がパスワークを中心としたサッカーを志向する指揮官ということも関係しているのかもしれない。いずれにせよ、才能ある選手がフォームを戻してきたのは喜ばしいことだ。エンドンベレが再び輝きを放つこととなれば、またビッグクラブ行きの話が舞い込んできてもおかしくはないだろう。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ