勢いでいえばリヴァプールが優勢か…… 残り9試合で決まることになるプレミアのタイトルレース

勢いでいえばクロップ率いるリヴァプールが優勢か photo/Getty images

面白い展開になってきた

リヴァプールは17日にアウェイでアーセナルと対戦。前半は0-0と攻めきれないリヴァプールだったが、チアゴ・アルカンタラの素晴らしいスルーパスで先制に成功。その後は相手のミスを突いて追加点を奪い、そのまま2-0で勝利を飾っている。アーセナルも悪くない試合内容を見せたが、リヴァプールが強すぎた。

重要な一戦で勝ち点3を獲得したリヴァプールだが、これで首位マンチェスター・シティとの勝ち点差が1ポイントにまで縮まっている。一時は10ポイント以上離れていたが、リヴァプールが猛追している。

今持っている両チームの勢いでいえば、リヴァプールが上回っているか。アーセナルに勝ったことでプレミア9連勝となっており、最後に負けたのは昨年12月のレスター戦にまでさかのぼることになる。目立ったけが人も少なく、モハメド・サラーもアーセナル戦でプレイしている。新戦力のルイス・ディアスが早くもチームにフィットしており、戦力の底上げに成功している。唯一気になる点としては今後の対BIG6がシティより多いことだ。4月にシティとの直接対決、マンチェスター・ユナイテッドとのホームゲーム、5月にトッテナムとのホームゲームがある。スパーズには直近のリーグ戦で引き分けており、難敵が多い。

シティはここ9戦の中で2分1敗と勝ち点を落としてしまっている。その中の2分はサウサンプトンやクリスタル・パレスといった本来勝つ必要のある相手の守備陣をこじ開けられず、勝ち点を落とした。今後の日程を見ると、ウルブズやウェストハムなど曲者が並んでいる。リヴァプールとの直接対決で勝つ、もしくは引き分けでもいいのだが、そこまで相性も良くない。それでも、長期離脱が予想されていたルベン・ディアスがトレーニングに戻るなど不安要素は少なくなっており、リードを保ちながらシーズンを終える可能性もある。

有識者たちはリヴァプールの逆転優勝を予想している。英『talk SPORT』では元チェルシーのジェイソン・カンディがリヴァプールの優勝を主張しており、アーセナル戦で見せたロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラーを後半から出せる選手層の厚さを理由としている。

残り9試合で決まることになるプレミアリーグのタイトルレース。一時は決まりかけていたが、リヴァプールが素晴らしい追い上げを見せており、今後のゲームはどれも見逃せないものとなりそうだ。

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