迷走するマンUはどうすべき? 新シーズンへ解決したい“4つのポイント”

昨夏にはロナウドも復帰したが…… photo/Getty Images

今季も混乱してしまった

リーグ戦では優勝争いから早々に脱落し、チャンピオンズリーグはベスト16で敗退。今季も苦いシーズンとなってしまったマンチェスター・ユナイテッドは、いったい何から手をつけていけばいいのか。

英『FourFoourTwo』もいくつか改善ポイントを指摘しているが、まず何よりも新指揮官探しだろう。今季はオーレ・グンナー・スールシャール体制で始まり、途中からラルフ・ラングニックにバトンタッチ。しかし、これが上手くいっていない。ラングニックの手腕に疑問の声も出ており、混乱するマンUを立て直すにはハイレベルな指揮官が何よりも重要だ。

2つ目のポイントは、クラブの柱となるストライカーの確保だ。昨夏に復帰したクリスティアーノ・ロナウドも超のつくワールドクラスFWだが、年齢は37歳だ。今後も長くクラブを引っ張ってくれる人材ではなく、それは35歳のエディンソン・カバーニも同じだ。今夏の市場ではクラブの軸となってくれる中堅世代のワールドクラスFWが欲しい。

続けて指摘されているのは、ポール・スコールズやマイケル・キャリックのような中盤の支配者が欲しい。フレッジ、スコット・マクトミネイらも優秀な選手だが、攻撃の組み立てに関してはあまり上手くない。チェルシーならジョルジーニョやエンゴロ・カンテ、マンチェスター・シティならロドリなど、強いクラブには中盤の底からゲームを作れる選手がいるものだ。

さらに同メディアは、FWマーカス・ラッシュフォードの復活を課題に挙げている。今では退団説なんてものも浮上しているが、ラッシュフォードには間違いなくポテンシャルがある。24歳とまだ若く、クラブのアカデミーより出てきたラッシュフォードをもっと大切にすべきなのかもしれない。

やや伸び悩んでいるところもあるが、ズラタン・イブラヒモビッチやロナウドらベテランFWとのプレイで少し窮屈さを感じてきた部分もあるかもしれない。ラッシュフォードを柱にするようなシステム作りも悪くないか。いずれにしても、ラッシュフォード覚醒を諦めるのはもったいない。

今夏の市場ではカバーニやフアン・マタ、ジェシー・リンガード、フィル・ジョーンズ、ネマニャ・マティッチ、そしてロナウドなど、ベテラン選手を数名は手放すことになるだろう。チームがガラリと変わる可能性もあり、また新たなチーム作りといった印象だ。

忙しい夏となりそうだが、来季こそクラブの基礎を築けるのか。守備に攻撃、指揮官探しまで課題は目白押しだ。

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