C・ロナウドに求めたい“スーパーサブ”の役割 37歳で常時スタメンの鉄人スタイルは難しい

今季からマンUに復帰したロナウド photo/Getty Images

スタイルを変える時かもしれない

今季よりマンチェスター・ユナイテッドに復帰したFWクリスティアーノ・ロナウドはサッカー界を代表する鉄人プレイヤーであり、とにかく休むことを嫌うタイプの選手だった。基本はフル出場するのが当たり前で、途中交代も好みではない。

以前に比べればローテーションも受け入れるようにはなってきているが、指揮官としてはコントロールしにくいタイプの選手ではある。

問題は今後のキャリアだ。ロナウドには今夏の退団説もあったが、ここへきてマンUにもう1年残留する可能性が出てきている。ロナウドが残留するならマンUにとっては変わらず大きな戦力にはなるだろうが、37歳を迎えているロナウドを常時スタメンで起用すべきかは意見が分かれるだろう。

ロナウドは守備に全力疾走するタイプでもなく、ロナウドを前線に置く場合はどうしてもロナウド・カラーのチームになりやすい。チーム全員が攻守に連動するフットボールを目指すなら、ロナウドを前線に置くのはリスクもある。

これまでのロナウドはゴールを量産することで周囲の声を黙らせてきたわけだが、今季は例年に比べるとペースが悪い。チーム状況も影響しているだろうが、年齢による衰えを指摘する声もある。そろそろプレイスタイルを再考するタイミングなのかもしれない。

理想としては、スーパーサブ的存在になってくれるのならば心強い。今でもここぞの得点力は高いため、ベテランとして今後は途中出場から決定的な働きをするプレイヤーに生まれ変わるのも悪くない。

英『The Sun』も毎週のようにスタメン出場するのは厳しいとの見方を示しており、一歩後退するタイミングなのではないか。ベンチにロナウドが控えているのは相手チームにとっても脅威となるはずで、来季マンUでその役割をこなしてくれるならば心強い存在となるだろう。

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