主力センターバックが退団なら後任は誰に インテルが狙い定める“デ・フライの後釜”とは

インテルが獲得に動くとされるミレンコビッチ photo/Getty Images

今季限りでオランダ代表DFは退団か

2021-22シーズン終了後、インテルからはオランダ代表DFが去ることとなるかもしれない。チームの最終ラインにとっては重要な戦力のはずだが、ネッラズーリは今夏におけるステファン・デ・フライ(30)の放出を検討しているという。

アントニオ・コンテ前監督、そしてシモーネ・インザーギ監督の下、3センターバックの一角として存在感を発揮しているデ・フライ。しかし、同選手の現行契約は2023年6月をもって満了となる。伊『calciomercato』によると、インテルはすでに30歳を迎えている彼との契約更新には消極的なようで、一定の移籍金が見込める今夏の売却を検討しているという。最終ラインからの組み立てやクレバーな守備が光る選手だが、クラブは世代交代に踏み切る構えとのことだ。

となれば、インテルはその後釜に誰を据えるのか。現時点で有力候補と言えるのは、フィオレンティーナのセルビア代表DFニコラ・ミレンコビッチ(24)だろう。伊『Gazzetta dello Sport』によると、インテルは同選手の獲得に向けてこれまでも何度かフィオレンティーナの試合にスカウティングスタッフを派遣してきたという。移籍金は現時点で1500〜2500万ユーロ程度になる見込みとのことだが、その資金はデ・フライ売却の際に得る収入で補う考えがあるようだ。

今季はここまでフィオレンティーナで公式戦30試合に出場し、近頃は以前にも増して評価を高めているミレンコビッチ。195cmのサイズを生かした空中戦の強さ、落ち着きのある守備対応、高いパス成功率を誇るビルドアップ能力……。デ・フライの後釜としては申し分ない能力の持ち主と言っていいだろう。

インテルに加われば大きな戦力となることは間違いないミレンコビッチだが、はたして来季の彼はどこでプレイしているのだろうか。マンチェスター・ユナイテッドも獲得に乗り出しているとされるだけに、インテルは夏にスカウト部門の手腕が試されることとなりそうだ。

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