ローマを離れてライバルチームで恐怖の点取り屋へ 8ゴール奪う“34歳”ペドロは衰えぬ

今はラツィオで活躍するペドロ photo/Getty Images

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今となっては厄介な相手に

そこまで大きな話題にはならなかったかもしれないが、昨夏のイタリアではいくつかライバル間の移籍が起きた。

その1つが、ローマFWペドロ・ロドリゲスのラツィオ移籍である。

20日にセリエA第30節で顔を合わせる両者は有名なライバル関係にあり、ローマ・ダービーは世界的な盛り上がりを見せる。順位に関係なく、負けられない戦いだ。
ペドロは2020年の夏にローマへ加わったのだが、主力になりきれないところがあった。そこで昨夏にライバルのラツィオへフリーで移籍することになり、今季ここまでリーグ戦で8得点4アシストの成績を残している。これはエースのチーロ・インモービレに次いでチーム2位となる得点数であり、34歳とベテランになったペドロの得点感覚は今も衰えていない。

今季1度目の顔合わせとなった昨年9月のローマ戦では得点も記録し、ラツィオが3-2でダービーを制している。ローマにとってペドロの放出は少々痛い結果となってしまった。

伊『Lazio Style Radio』によると、ペドロはローマでの時間が難しいものだったと振り返っている。そこでラツィオから声がかかることになり、今ではその環境に納得しているようだ。

「ローマでは難しいシチュエーションだった。チームから外れることになり、フロントは僕に去るしかないと言ってきた。そこからラツィオのサッリと話をしたんだ。両チーム間の移籍は長く実現していなかったけど、ここに来てハッピーだよ」

結果的にこの取引ではラツィオが得をし、ローマは損をする結果になったとも言える。バルセロナ、チェルシーでも活躍してきたベテランの点取り屋は、今ではローマにとって厄介な敵となっている。

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