北欧のPK職人が浦和で本領を発揮 ショルツが移籍後初得点で攻撃でも存在感

移籍後初得点を決めたショルツ photo/Getty Images

浦和加入前はリーグ7得点中5点がPK

浦和レッズはJ1第5節でジュビロ磐田と対戦する。本拠地で4ゴールを奪った浦和が4-1と勝利を果たした。この試合で移籍後初ゴールとなるPKを決めたのが、アレクサンダー・ショルツだ。

今試合は初めてとなる犬飼智也とのセンターバックのコンビを組んだショルツ。序盤から可変式のシステムにも高い順応性を見せ、自身の足元の技術とキック精度の高さでビルドアップしていく。杉本健勇が出場できない磐田は、前線にジャーメイン良を配置するも、ショルツが的確な対応で良さを消して守備でも存在感を発揮する。

そして特長でもあるキックは、攻撃でも大きな武器となる。37分に浦和がPKのチャンスを得ると、キッカーに指名されたのはショルツだった。ショルツは冷静にGKの動きと逆を突きゴールネットを揺らすと、浦和移籍後初得点でチームの貴重な3ゴール目を決めた。

前所属のミッティランでもPKのキッカーを担当し、7ゴールを記録していたショルツ。しかし浦和加入後は、守備の要として大きな存在感を発揮するもゴールを決めるという場面は一度もなかった。今後も彼がPKを蹴る機会が増えていけば、ショルツが攻撃面でも高い貢献度を見せていくだろう。

UEFAチャンピオンズリーグではリヴァプールやアタランタにもゴールを決めている経験のあるショルツ。最後尾からチームを支える男が、今季は得点でも結果を残していく。

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