逆足でのアシストでFA杯準決勝進出に貢献 ツィミカスの活躍がチームの底上げに

アシストを記録したツィミカス photo/Getty Images

左SBのバックアップの課題を解決

リヴァプールはFAカップ準々決勝でノッティンガム・フォレストと対戦。ディオゴ・ジョタのゴールで1-0と勝利した。ジョタのゴールをアシストしたのは、左サイドバックに入ったコスタス・ツィミカスの右足だった。

今試合、左サイドバックでスタメンに名を連ねたツィミカスは、持ち味の攻撃力を活かして積極的にオーバーラップを繰り返す。78分にはペナルティエリア角付近から右足でクロスを上げると、ジョタが触って決勝点を決めた。

昨季加入したツィミカスだが、怪我の影響やアンドリュー・ロバートソンがフル稼働したため、あまり出場機会がなく昨夏は移籍の噂も報じられた。それでも今季はロバートソンの離脱や自身のコンディションが復活したことで、左サイドバックで躍動。出場は限られているものの、試合に出ればチームに貢献する。

ロバートソンという絶対的な左サイドバックがいる中で、彼が欠場しても勝利に貢献できるツィミカスは、リヴァプールにとって欠かせない存在だろう。長年課題だったロバートソンのバックアップとして最高の働きを見せている。

ツィミカス自身もバックアップに甘んじる気持ちはないはずだ。そのためスタメンを奪い取る気持ちでプレイしていることが結果につながっているのだろう。そういった意識の高さが、激しいレギュラー争いや両名の高パフォーマンスに反映されていく。

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