デュエルの強さは今季のブンデスでも健在 東京五輪の過密日程にも屈しなかった遠藤航の鉄人ぶり

怪我での離脱が少ない遠藤航 photo/Getty images

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離脱していない

冨安健洋、大迫勇也、酒井宏樹を負傷で欠くことになった日本代表。彼らは共に主力であり、不在となれば既存戦力で補う必要がある。特に大迫に関してはここまで固定で起用しており、代役が読めない。

そんな代表にピンチが訪れているわけだが、冨安、酒井は東京五輪での過密日程がここまで影響しているのか。酒井に関してはこれで2度目の代表辞退であり、年齢もあるのか無理がきかなくなっている。これは日本だけの話ではなく、EURO2020、東京五輪にスペイン代表として参加したペドリ、ダニ・オルモらはシーズン中の怪我が相次いでいる。現在は復帰しているが、両者ともにシーズン前半戦を棒に振ってしまった。少し遠い話にはなるが、パリ五輪の際のオーバーエイジ枠の選択は個人の疲労を考えた方がよさそうだ。

それでも怪我をしない選手はおり、酒井と共に東京五輪に参加した遠藤航は今季まだ一度も怪我でチームを離れていない。

日本代表、シュツットガルトではすでに欠かせない戦力となっている遠藤。彼のボール奪取能力、配球力は素晴らしく彼が中盤にいる際の安定感は素晴らしい。今季のシュツットガルトでも出場数27試合はチーム最多の数字であり、ここまで3ゴール2アシストと得点面でもチームに貢献している。3-2で勝利したボルシアMG戦では0-2の状態から反撃の狼煙を上げるゴールを決めており、降格圏に沈んでいたチームは現在14位にまで順位を上げている。

昨季はデュエルの勝利数が話題となった遠藤。今季はここまで133回とリーグで5番目の数字を残しており、トップにいるボーフムのダニーロ・ソアレスの148回とそこまで大きな差はない。遠藤は離脱の少ない選手であり、残りの試合で逆転も十分に考えられる(データは『SofaScore』より)。

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