ポルトガルのベストゲームは“C・ロナウド不在”の一戦? POへ37歳の大エースは必要か

ポルトガルはW杯への切符掴めるか photo/Getty Images

ジョタ、フェリックス、レオンらタレントが揃うが……

17日、運命のワールドカップ欧州予選プレイオフに臨むポルトガル代表メンバーが発表された。

守備から攻撃まで豪華な面子が揃うが、やはり注目は前線だ。クリスティアーノ・ロナウド、ジョアン・フェリックス、ラファエル・レオン、ディオゴ・ジョタ、アンドレ・シウバ、ゴンサロ・ゲデスが前線メンバーに選ばれており、問題は誰をピッチへ送り出すかだ。

気になるのはマンチェスター・ユナイテッドのロナウドだろう。ポルトガルの絶対的エースだが、今季は例年と比較すると得点ペースが鈍い。トッテナム相手にハットトリックを記録することもあったが、全盛期とは言い難い。ロナウドをスタメンに据えるかどうかが大きな焦点となるだろう。

ポルトガル代表は長らくフェルナンド・サントスが指揮しているが、英『Daily Mail』は2020年9月に行われたネーションズリーグのクロアチア戦こそサントス政権のベストゲームと考えられていると振り返る。

実はこのゲームは、ロナウドが欠場していたのだ。中盤にはマンUのブルーノ・フェルナンデス、ダニーロ・ペレイラ、ジョアン・モウチーニョが入り、前線にはフェリックス、ジョタ、ベルナルド・シウバが名を連ね、ポルトガルはフェリックス、ジョタ、サイドバックのジョアン・カンセロ、途中出場のアンドレ・シウバが得点を挙げ、クロアチアを4-1で撃破している。

他にもポルトガルはEURO2016を制するなどサントスの下で結果を残しているが、ロナウド不在だったこのゲームがベストゲームの1つに選ばれているのは少々複雑だ。

今もジョタはリヴァプールでワールドクラスのFWに成長し、フェリックスもアトレティコ・マドリードで存在感を強めている。レオンもミランの中心選手となり、ポルトガルの前線は若手が伸びている。

同メディアはロナウドをスタメンに組み込む場合は「ロナウドと10人の選手」のチームになると表現する。つまりはロナウドがすべての中心になるということだ。ロナウドが好調ならば強いが、このスタイルがチームメイト全員の能力を100%引き出すことになるかは分からない。

ここぞという時にこそ結果を出すのがロナウドだが、果たしてサントスは前線に誰を並べるのか。おそらくはポルトガルのサッカーファンの間でも意見は割れるだろう。

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