《日本のトーマス・パルティ》誕生なるか オランダでデビューを待つサムライMFがいた

ヨング・ユトレヒトで経験積む池下 photo/Getty Images

ユトレヒトのリザーブチームで活躍する姿に熱視線

PSVの堂安律やAZの菅原由勢など今ではオランダ・エールディヴィジで活躍する日本人選手も増えているが、アカデミーでも注目を集めている者がいる。

昨年ユトレヒトとプロ契約を結び、現在はリザーブチームのヨング・ユトレヒトの主力として2部リーグのエールステ・ディヴィジでプレイしている19歳のMF池下由也である。

オランダ出身の池下はユトレヒトのアカデミーで順調にステップアップしてきた選手で、ヨング・ユトレヒトではセントラルMFとして絶対的な主力になっている。オランダ『Voetbalzone』によれば、自身ではボックス・トゥ・ボックス型のMFと表現しており、ヨング・ユトレヒトではキャプテンマークを巻くこともある。

個人的にはアーセナルが好きなようで、モデルにしている選手としてアーセナルMFトーマス・パルティの名前を挙げている。そのことから同メディアも「ユトレヒトのパルティ」と呼んでおり、トップチームでのプレイが待たれる。

池下にはオランダ代表、日本代表のどちらも選択する権利があるが、まだ現時点ではどちらを選択するか決まってはいないようだ。日本サッカー界としては、エールディヴィジで主力を張れる選手ならば日本代表でプレイしてほしいだろう。

今季ヨング・ユトレヒトの中で最もプレイタイムが長い池下にはオランダ国内でも注目が集まっており、そう遠くないうちにトップチームでも出番が与えられるかもしれない。日本のトーマス・パルティとなってくれれば嬉しい話だが、今後のキャリアがどうなっていくか楽しみだ。

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