ドルトムントのスイス代表DFはどこへ行く 契約延長交渉が進まぬ男の未来は

今夏の移籍が噂されているドルトムントのアカンジ photo/Getty Images

マンUが熱視線送るセンターバック

はたして今夏、これまでドルトムントの最終ラインを支えてきた男はプレイする環境を変えることとなるのだろうか。昨今、契約延長問題に揺れているのはスイス代表DFマヌエル・アカンジ(26)だ。

現行契約は2023年の6月で満了を迎えることから、かねてよりドルトムントがその延長に動いていると伝えられていたアカンジ。しかし、現時点でその交渉はうまくいっていないようだ。独『Spox』によると、先日行われた交渉ではアカンジ側がクラブの提示した2度目のオファーを拒否したという。これにより、同選手が今夏にドルトムントを離れる可能性はまた上昇したとの見解を同メディアは示している。

となれば、アカンジは今夏どこへ向かうのだろうか。現時点で浮上しているのはイングランド・プレミアリーグ行きの噂だ。英『Daily Mirror』によると、現在はマンチェスター・ユナイテッドとアーセナルがアカンジの動向を注視しているようで、今後はこの2クラブを中心とした争奪戦が勃発する可能性もあるという。なかでもマンUは同選手の確保に向けて熱心と伝えられており、2500〜3000万ユーロ程度の移籍金を用意しているとのことだ。

今季は最終ラインの中心となるべきハリー・マグワイアの状態が安定せず、開幕前に獲得したラファエル・ヴァランも本領発揮とはいっていないマンU。センターバックの補強候補として、アカンジは確かに悪くない選択肢と言えるか。加えて、このスイス代表DFは緊急時に右サイドバックのポジションでもプレイ可能。先日行われた第22節のウニオン・ベルリン戦では、見事に代役として右SBのタスクをこなしてみせた。こういった点でも、獲得となればマンUにとって恩恵の多い選手であることは間違いない。彼らが獲得に熱心なのも頷ける。

こうしたラブコールが送られていることもあって、ドルトムントがアカンジを引き止めるにはかなり好条件なオファーを提示しなければならないだろう。そういった事情もあるだけに、退団も線も濃厚となってきたアカンジ。はたして、このスイス代表DFは来季いったいどのクラブでプレイすることとなるのだろうか。

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