日本の2ゴールに原口元気の存在アリ インサイドハーフとして示したドイツでの進化

ドイツで成長を続ける原口 photo/Getty Images

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原口が三笘の2得点に絡んだ

日本はFIFAワールドカップのアジア最終予選でオーストラリアと対戦。2-0で日本が勝利し、7大会連続のW杯進出を決定する。途中出場で2ゴールを決めた三笘薫は、大きな活躍を見せたが、その2得点いずれにも絡んでいたのが原口元気だ。

スコアレスで迎えた84分、三笘とともにピッチへと投入された原口は、田中碧と交代してインサイドハーフでプレイ。ビルドアップ時に何度も顔を出して献身的にサポートしていくと、88分には左中央でボールを受けると逆サイドへドリブルを開始。右サイドの守田英正や山根視来とのパス交換で崩し、最後は山根の折り返しを三笘が詰めて先制する。

さらに2点目も三笘へパスを出したのは原口だった。後半アディショナルタイムに三笘が左サイドからボールを運ぶと、前線にいた原口は左サイドへ下りて中山雄太からパスを受ける。原口が三笘へとボールを供給すると、彼は得意のドリブルから得点を奪ってみせた。

これまで日本代表での原口は、左ウイングでの起用が多かった。ドリブル突破からチャンスを作るシーンも期待できるが、彼が近年ブンデスリーガで培ってきたものはインサイドでの献身性だ。大一番でのインサイド起用に応え、縦横無尽に顔を出して得点の起点となった。彼の仕事は決して簡単なことではないだろう。原口の存在は日本の勝利に大きな影響を及ぼしている。

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