川崎フロンターレの“お家芸”がゴールを導く一撃に 日本の7大会連続W杯出場を決める先制点

試合後川崎に所属していた選手で記念撮影を行う photo/Getty Images

三笘、山根、守田が絡んだ先制ゴール

日本はFIFAワールドカップのアジア最終予選でオーストラリアと対戦。勝てば本選進出が決まる大事な一戦は2-0で日本が勝利し、7大会連続のW杯進出を決めた。今試合の先制点を決めたのは三笘薫だが、その前に絡んだ2選手も川崎フロンターレ出身の選手だった。

スコアレスで迎えた89分、山根視来が右サイドからオーバーラップを仕掛け、ペナルティエリア内に動き出した守田英正とのパス交換からサイド深くまで侵入。山根の鋭い折り返しを誰よりも早く詰めた三笘が決めてゴールネットを揺らした。

アシストした山根は川崎所属だが、現在ユニオン・サン・ジロワーズでプレイする三笘も昨夏までは川崎に所属し、守田も川崎からポルトガルへと挑戦している。川崎での経験を日本代表に活かし、結果を残すことができている。

また得点シーンの攻撃パターンも実に“川崎らしい”形だった。右サイドのハーフスペースへの侵入からポケットを攻略し、マイナスのクロスから得点を奪う形は、まさに川崎の“お家芸”だ。守田と山根、そして三笘と意識の共有ができていたからこそ生まれたゴールだったのだろう。システムも[4-1-2-3]を採用しており、日本代表でも同じ形からの得点が生まれやすい。J1を5年間で4度制した川崎の戦士たちが培った連携は、日本代表でも得点を呼び込んでしまうのだ。

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