今季も終盤戦に“眠っていた男”が暴れ出す? ミランが持つスクデット獲得への秘密兵器

終盤戦におけるゴールラッシュに期待がかかるレビッチ photo/Getty Images

昨季は最後の出場8試合で6得点

2021-22シーズン、ここまでイタリア・セリエAで首位に立っているのはACミランだ。2019-20シーズン途中にステファノ・ピオリ監督が就任して以降、めざましい速度で強さを取り戻してきた同クラブ。長い雌伏ののときを経て、今季はようやく11年ぶりのスクデット獲得が手に届くところまで来ている。

そんなミランだが、優勝を争う最終盤戦において彼らのキーマンとなってくる選手は誰か。何人か候補は挙げることができるものの、期待したいのは昨季終盤戦に多くのゴールを決めた男だ。

その男とは、FWアンテ・レビッチ。今季はここまでリーグ戦でのスタメン出場が6試合とやや影の薄いシーズンを過ごしている同選手だが、昨季の成績に注目してみると、このアタッカーは非常に興味深い傾向を持っているのだ。

実は同選手、昨季は最終的にセリエAで11ゴールを挙げたのだが、そのうち半数以上の6ゴールは出場した最後の8試合で決めたものとなっている。加入初年度となった2019-20シーズンも後半戦から一気に評価を高めた経緯があるだけに、レビッチが“後半追い込み型”のストライカーである可能性には今季も期待したいところと言えよう。

もちろん、チーム状況などの関係からこのデータをそのまま今季に当てはめることはできない。しかし、もし彼が今季も終盤戦に調子を上げてくるようならミランは悲願のスクデット獲得へと一気に近づくこととなるだろう。チームの疲労も溜まってきている状況のなか、これまで眠っていたレビッチの爆発には期待だ。

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