冨安健洋はこのまま《プレミア最高級SB》になるのか 怪我で離脱した今も絶賛されるその能力

前半戦だけで強烈なインパクト残した冨安 photo/Getty Images

トップ4争いのライバルが抱える右サイドバックより上の評価

このまま日本代表DF冨安健洋は、プレミアリーグを代表するサイドバックになっていくのだろうか。

日本代表、以前所属していたボローニャではセンターバックをこなす機会が多かった冨安だが、昨夏に移籍したアーセナルでは右サイドバックが定位置となっている。この役割に適応してしまうのが冨安の凄いところで、攻撃面も着実に伸びている。

その評価はどれほど高いのか。英『The Sun』は現在プレミアTOP4入りを争うウォルバーハンプトン、マンチェスター・ユナイテッド、ウェストハム、トッテナム、アーセナルの5チームから各ポジションのベストプレイヤーを選出しているが、右サイドバック部門では冨安が選ばれている。

冨安は怪我で離脱中なのだが、前半戦のパフォーマンスが強烈だったこともあって高い評価をキープしているのだ。

マンUのアーロン・ワン・ビサカ、ウェストハムのヴラディミール・ツォウファルやベン・ジョンソン、ウォルバーハンプトンのネウソン・セメド、トッテナムのエメルソン・ロイヤルやマット・ドハーティより評価は高いということだ。

最終ラインでは冨安の他にも左サイドバックにアーセナルからキーラン・ティアニー、センターバックにもベン・ホワイトが選出。もう1人のセンターバックこそウォルバーハンプトンよりロマン・サイスが選出されているが、最終ライン4人のうち3人がアーセナルから選ばれているのは特長的だ。それだけ今季アーセナルの守備が改善されている証と言える。

新戦力の冨安もそれに大きく貢献しており、来季以降はこの評価をがっちりと固めていく時期に入る。まずは怪我を完璧に直してフルシーズン戦える状態を整えてほしいところだが、それさえ完成すればプレミア最高クラスの右サイドバックとの評価を手にすることになるかもしれない。

日本代表でもセンターバックではシャルケの板倉滉など若い選手が伸びており、冨安を右サイドバックに回すオプションも使用可能となりつつある。プレミアでセンターバックとして通用するか試してほしいところもあるが、このままサイドバックを極めていくのか。来季以降の起用法は大きな注目点だ。

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