まだ“全盛期”に近い輝き放つ左足 ウェールズ代表になるとベイルは人が変わる

オーストリア戦で2発決めたベイル photo/Getty Images

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ワールドカップで輝くベイルも想像できる

すべてはモチベーションなのか。ウェールズ代表のゲームになるとFWガレス・ベイルは人が変わる。

ワールドカップ・カタール大会出場へ欧州予選プレイオフに臨んでいるウェールズ代表は、24日にオーストリア代表と対戦。このゲームでベイルは直接フリーキックを含む2ゴールの活躍を見せ、チームを勝利へ導いた。

所属するレアル・マドリードでは今年に入ってから2試合しか出場しておらず、その2試合を合わせても77分しかプレイしていなかった。それがオーストリア戦ではフル出場を果たしており、ベイルがウェールズ代表でのワールドカップ行きに並々ならぬ気持ちを抱いているのが分かる。
レアルのサポーターにとっては複雑だが、2020年からベイルはレアルで計2ゴールしか挙げていない。2020年1月のスペイン国王杯・ウニオニスタスFC戦、そして今季リーグ戦第2節となった2021年8月のレバンテ戦の2ゴールだ。

それがウェールズ代表では、2020年から5ゴールを決めている。今回のオーストリア戦の2ゴールに加え、昨年9月の欧州予選・ベラルーシ戦ではハットトリックを決めてチームを3-2の勝利へ導いているのだ。

SNS上では優先順位がウェールズ代表、ゴルフ、レアル・マドリードの順番になっているなんて指摘も出ているが、32歳のベイルにとってウェールズ代表でのワールドカップ出場はサッカー選手のキャリアで最後に叶えたい夢なのだろう。

怪我の多いベイルはすでに全盛期を過ぎたと見ていいだろうが、それでもここぞという場面で決定的な働きを見せる力は残っている。今年のワールドカップに出場できれば、そこでも特別な違いを作るだろう。ウェールズ代表のベイルは今でも危険な存在だ。

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