現世界最高クラスGKの評価が揺れる? ドンナルンマは北マケドニア戦のミドルを止められたか

ドンナルンマにとっては厳しい1カ月となってしまった photo/Getty Images

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北マケドニア戦では強烈ミドル決められてしまった

若き守護神にとって厳しい1カ月になってしまった。3月、クラブと代表の両方で厳しい視線を集めることになったのはイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマだ。

ドンナルンマはアズーリの守護神として昨年のEURO2020制覇に貢献しており、決勝のイングランド戦ではPK戦でも抜群の存在感を放っていた。大会終了時には、現世界TOP5に入るGKとの評価もあったほどだ。

24日に行われたワールドカップ欧州予選プレイオフ・北マケドニア戦でも当たり前のようにゴールを任されたのだが、最後の最後にアレクサンダル・トライコフスキに強烈ミドルシュートを決められてしまった。
イタリアは格下の北マケドニアに敗北を喫することになり、前回大会に続いてワールドカップ出場を逃したのだ。あのミドルが止められたかどうかは微妙なところだが、GKとは1つの失点で批判を浴びるポジションだ。当然ドンナルンマに視線は集まる。

また所属するパリ・サンジェルマンでは今月9日に行われたレアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグで足下のボールの処理を誤り、カリム・ベンゼマにゴールを許した苦いミスがあった。あのゲームも落としており、ドンナルンマには批判の声が出ている。

あのレアル戦から約2週間で北マケドニアとのプレイオフを迎えることになり、ドンナルンマのメンタルに何らかの異変が起きていたとしても不思議はない。若い守護神だけに、自信が揺らいだところもあったかもしれない。

昨夏に移籍したパリではケイロル・ナバスと交互に出場するシーズンとなっており、結果だけを見ればパリ移籍がドンナルンマにとってポジティブなものになったとは言い難い。

素直にトライコフスキのシュートを褒めるべきではあり、それと同時にイタリアの選手たちもトライコフスキにもっと詰めるべきではあった。ただ、メンタルもコンディションも万全なドンナルンマだったら止められたのではないか。そう考えるサポーターもいるだろう。

1年前は絶賛されたドンナルンマだが、この3月で少し評価は落ちたか。

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