フォーデンに並ぶアカデミー最高傑作になることも “人間発射台の息子”はハリー・ケインのようになれるか

今後の期待が寄せられているリアム・デラップ photo/Getty images

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期待大だ

フィル・フォーデンを筆頭に優秀な若手を保有するマンチェスター・シティ。コール・パルマー、ジェイムズ・マカティとトップチーム経験者は多く、その中でもリアム・デラップに向けられている期待は大きい。

ダービー・カウンティの下部組織で育ち、シティのアカデミーに加わったデラップ。父は元ストーク・シティのロリー・デラップであり、彼を知っているサッカーファンも多いのではないだろうか。ロングスローの名手とされ、人間発射台の異名を持つ。

そんなデラップはストライカーであり、昨季はU-23の選手が集まるリーグにて、20試合で24ゴール5アシストを記録する大活躍を見せている。そういったこともあってユースリーグでのMVPを獲得している。今季は怪我の影で7試合にしか出られていないが、それでも3ゴール1アシストと結果を出している。今季は怪我から復帰したこともあってトップチームで起用されることが増えており、リーグ戦、CL、FAカップで出番を得た。

186cmの長身を生かした空中戦はもちろん、ポストプレイやゴール前で強さを発揮するシティでは珍しいタイプのデラップ。少し降りてゲームメイクに関わる偽9番の動きもできる選手で、シティとしては彼をハリー・ケインのように育てたいのか。

シティだけでなく周囲からの評価も高く、英『GIVEMESPORT』では2028年に開催が予定されているEURO2028でのイングランド代表のストライカー候補としてデラップの名前を挙げている。6年後の話であり、ケインは34歳ともう若くはない。そこでデラップが新たなストライカー候補として名前が挙げられている。順調に成長すればない話ではない。シティのトップチームで出場機会を得るのは難しいがその分、競争力は高く、フリアン・アルバレスらと共に切磋琢磨していくはずだ。

19歳にして大きな期待を寄せられているデラップ。今季の長期離脱は痛かったが、今後の成長に注目だ。

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