内田篤人氏も「大好きだ」と称賛 守田英正は新システムでさらなる真価を発揮する

守田のプレイに内田氏も称賛 photo/Getty Images

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オーストラリア戦での66分のシーン

日本代表はオーストラリア代表に勝てば本選進出が決まる大事な一戦で、三笘薫による2得点で2-0で勝利し、7大会連続のW杯進出を決めた。川崎フロンターレからポルトガルへと移籍し、攻撃力でも成長を見せた守田英正は、森保ジャパンでも圧倒的な存在感を発揮している。

ホームのオーストラリア戦から新システムである[4-1-2-3]を採用した森保一監督。決断が奏功し、この試合から連勝街道を突き進んでいく。その中で守田は中盤で絶大な存在感を示している。

川崎時代には同システムでアンカーを務めていた守田だが、当時よりも向上した攻撃力を武器に1つ前で好調な日本代表の中盤を支える。足元の基礎技術も高い同選手に、オーストラリア戦でDAZNにゲスト出演した内田篤人氏も、彼のプレイについてプレイヤー目線で称賛している。

それは66分ごろ、山根視来と自陣でボールを回すシーンだった。山根がボールを持った瞬間に相手のマークをかいくぐり、守田がパスを受けに来る。山根からのボールを受けた守田は、プレッシングに来る2枚の相手選手を十分に引きつけ、最後はタッチラインにクリアされて日本ボールのスローインとなる。

この一連の動きを見た内田氏は「サイドバックからすると守田君みたいな選手は大好きだな」とコメント。解説の中村憲剛氏の「どういうところが?」という問いに「逃げないで(ボールを受けに)顔を出してくれるし、2、3メートル運んでから出してくれるから助かる」と返した。

それに反応した中村氏も「自分(守田)のところにマーカーを引きつけてくれるってことね」と、守田のプレイについて話した。守田がマークが1人いる状況下でボールを受け、もう1人も引きつけることで、パスを出した山根はフリーとなっていた。守田の要所での逃げないプレイが山根の積極的なオーバーラップを生み出していると言える。最終的には2枚のマーカーにブロックされてしまったシーンではあるが、守田の代表での存在感はこのような部分からも見られる。成長著しい守田の輝きは、日本代表にとっても大きな武器となっている。

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