20年ぶりにタイトルを手にすることも ネイマールら優勝が可能なブラジル代表の充実した戦力

ネイマール擁するブラジル代表はカタールで結果を残せるのか photo/Getty images

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特に攻撃陣が揃っている

オーストラリア代表に2-0と勝利し、ワールドカップ・カタール大会行きを決めた日本代表。アジアだけでなく、欧州や南米でも出場国が続々と決まり始めており、カタール大会までの時間の短さを感じることができる。

英『Squawka』は気が早く、すでに優勝予想を行っている。現在決まっているのは開催国であるカタール含めた19カ国で、ブラジル、フランス、イングランドを優勝候補筆頭としている。フランスはEURO2020ではベスト16で姿を消したが、ここ最近は調子を取り戻しており、その予想も同意できる。イングランドはEURO2020で準優勝と結果があり、何よりプレミアリーグの成長もあって人材が有り余るほどいる。ガレス・サウスゲイト監督次第ではあるが、優勝候補とするのも分かる。

しかし、ブラジルはどうか。ロシア大会ではベスト8、母国開催の2014年はベスト4、南アフリカ大会、ドイツ大会ではベスト8とここ4大会では決勝の舞台にすら立てていない。また、母国開催では準決勝でドイツ代表と対戦。1-7と大敗し、ミネイロンの惨劇と呼ばれている。

同紙ではブラジルのここまでの成績を根拠に、優勝候補としている。確かにW杯の南米予選はここまで無敗であり、30日のボリビア戦もおそらく勝つだろう。アルゼンチンの優勝で幕を閉じたコパ・アメリカでも決勝のアルゼンチンにしか負けておらず、勝ち癖がついている。

各国で躍動しているタレントの質も根拠の一つだろう。GKのエデルソン・モラレスとアリソン・ベッカーは世界最高峰であり、守備陣はこちらも世界最高のCBこと、チアゴ・シウバはいる。中盤はファビーニョ、カゼミロと守備を得意とする二大巨頭がおり、フィリペ・コウチーニョが復活の兆しを見せている。前線はネイマールだけではなくなった。ヴィニシウス・ジュニオールに、今話題のラフィーニャがいる。アーセナルで育つガブリエウ・マルティネッリもおり、攻撃陣の選手層でいえばトップクラスだ。

戦力が充実し、2002年の日韓ワールドカップ以来のタイトルが欲しいカナリア軍団。ネイマールはこの大会で代表引退との話もあり、カタール大会では彼らに注目が集まるだろう。

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