最終予選最終節は1-1でベトナムとドロー 課題山積みもその中で見えた守田・田中コンビの素晴らしさ

田中碧のゴールは残念ながら取り消しとなったが、攻守の貢献度は飛びぬけていた photo/Getty images

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彼らの投入ですべてが変わった

アジア最終予選最終節ベトナム戦をホームで戦った日本代表。破竹の6連勝というここまでの実績もあって楽観視された中で迎えた一戦となったが、最後まで相手を完全に崩しきれず、1-1でのドロー決着となった。

前半はとにかく機能しない45分であり、ここは今後改善が必要なポイントだが、後半田中碧と守田英正がピッチに入ると、前半の機能不全が嘘だったかのようにピッチでボールが回り始めた。

まず解決したのが、ビルドアップの部分だ。前半もボールは保持できていたが、スムーズにボールが回っていたわけではなかった。それでも、田中と守田が両サイドバック付近の位置に降りることでボールの受け手となり、攻撃を押し上げている。特に右サイドに関しては前半とは全く違った姿を見せていた。

次に攻撃での関与だ。彼らは後ろを向いた状態でもボールをロストすることなく、攻撃を前進させられるプレイヤーであり、特に田中は左サイドの三笘薫やセンターフォワードの上田綺世らとの阿吽の呼吸で相手を崩している。これにはベトナム守備陣も対応できず、ボックス内への侵入を何度も許した。

前半はオーストラリア戦から9人を変更し、フレッシュなメンバーでベトナム戦に臨んだ日本代表。しかし、ビルドアップや攻撃のアイデアなどが不足しており、難しい展開に。それでも、田中、守田が入ったことでほとんどの問題が解決されており、彼らの重要性がわかる試合となった。これからはワールドカップ・カタール大会までに親善試合を戦うことが予想されており、田中、守田らの代役を探すことは必須となりそうだ。

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